IBF世界ウェルター級王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=32勝(29KO)無敗1NC=との王座統一戦オファー、150万ドル(約2億1920万円)以上(170万ドルといわれる)を断った、WBO世界同級王者ブライアン・ノーマンJr(米)=26勝(20KO)無敗2NC=の初防衛戦は、11月8日(日本時間9日)に米・バージニア州ノーフォークのスコープ・アリーナで開催されるトップランク興行で行われる事が明らかになった。

挑戦者は同級7位デレク・クエバス(プエルトリコ)=27勝(19KO)1敗1分=で、同日のメインカードは東京五輪ライト級銀メダリストで、WBC、IBF、WBO世界ライト級3位にランクされるキーショーン・デービス(米)=11勝(7KO)無敗1NC=が、IBF世界スーパーライト級6位、WBC世界ライト級9位、WBO13位のグスタボ・レモス(アルゼンチン)=29勝(19KO)1敗=と対戦するカードになる。

ジャロン・エニス スーパーウェルター級転向も示唆

ノーマンJrとの王座統一戦が消滅したエニスをプロモートするマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、エニスの次戦に付いて、11月にエニスの地元、米・ペンシルべニア州フィラデルフィアで、同級1位カレン・チュハジアン(ウクライナ)=24勝(13KO)2敗=との指名防衛戦を行うか、スーパーウェルター級への転向を考えている事を示唆。

ターゲットはWBA世界スーパーウェルター級&WBO世界同級暫定王者テレンス・クロフォード(米)=41戦全勝(31KO)=となるが、すぐの対戦は難しそうに感じる。

「リヤド・シーズン」を推進するサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣は、8月3日(日本時間4日)に米・ロサンゼルスのBMO・スタジアムで、クロフォードに12回僅差の判定で敗れWBA王座を失った、イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)=10勝(7KO)1敗1分=を、12月21日(日本時間22日)にサウジアラビア・リヤドで開催される、ウシクvsフィーリー2のアンダーカードで起用したい考えをハーンに伝達しており、エニスとの対戦も考えられる。今後に注目。