前IBF世界バンタム王者で現在同級3位(1、2位は空位)にランクされるエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)=22勝(13KO)3敗1NC=と、同級5位ホセ・サラス・レイエス(メキシコ)=15戦全勝(10KO)=による、同級王座挑戦者決定戦は、11月9日(日本時間10日)にプエルトリコ・バヤモンのルーベン・ロドリゲス・コロシアムで開催される事が決定。

5月4日にエディオン・アリーナ大阪で西田凌佑(六島)=9戦全勝(1KO)=選手に敗れ、世界王座から陥落した32歳のロドリゲスは、再起戦で世界王座への挑戦権を賭けた試合へのチャンスを得たが、メキシコ・ティファナをホームリングとする22歳のサウスポー、レイエスは、昨年来日し井上尚弥(大橋)選手のスパーリング・パートナーを務め、その実力は高く評価されている。

勢いに乗る若武者レイエスが、元王者ロドリゲスを撃破し、世代交代を成し遂げ世界挑戦権を獲得するのか。それとも、老獪なロドリゲスが再びよみがえるのか。一部のファン、関係者の間ではロドリゲスには厳しい戦いとなる事が予想されているが、果たして勝者は。

この試合の興行権は入札で、ロドリゲス擁するフレッシュ・プロダクションが12万500ドル(約1730万円)を提示し、イエス陣営のMP・プロモーションの7万6千ドル(約1090万円)を押さえ落札に成功していた。ァイトマネーの分配はロドリゲスが60%の72,300ドル(約1040万円)、レイエスが40%の48,200ドル(約690万円)となっている。

同日のカードには、前IBF世界スーパーライト級王者で現在5位にランクされるスブリエル・マティアス(プエルトリコ)=20勝(20KO)2敗=も出場。ロベルト・ラミレス(メキシコ)=26勝(19KO)3敗1分=とグローブを交える。

マティアスは今年2月にマッチルーム・ボクシングとプロモート契約を締結。しかし、6月15日(日本時間16日)にプエルトリコ・マナティで行われた、マッチルーム・ファイターのリアム・パロ(オーストラリア)=25戦全勝(15KO)=との防衛戦で、まさかの判定負けを喫し王座から陥落。

この試合が再起戦となるマティアスは、世界王座カムバックへ向けて、地元ファンの前で強いアピールが求められる。