WBC世界フェザー級王者レイ・バルガス(メキシコ)=36勝(22KO)1敗=と、暫定王者ブランドン・フィゲロア(米)=24勝(18KO)1敗1分=によるWBC世界同級王座統一戦が、11月に米国で開催されるPBC興行で行なわれる。バルガスは2階級制覇を目指し、2月11日(日本時間12日)に、米・テキサス州サンアントニオで、オシャキー・フォスター(米)=20勝(11KO)2敗=と、空位のWBC世界スーパーフェザー級王座を争ったが、持ち味を出せないまま12回判定負けで初黒星を喫した。
一方のフィゲロアは3月4日(日本時間5日)に米・カリフォルニア州オンタリオで行われた暫定王座決定戦で、マーク・マグサヨ(比)=24勝(16KO)2敗=との激しい打撃戦を制し、判定勝ちで暫定王座を獲得。長身の好戦的ファイター、フィゲロアはスーパーバンタム級王者時代、ルイス・ネリ(メキシコ)を痛烈なボディ・ブローで7回KOに破った後、スティ―ブン・フルトン(米)と戦い0‐2判定負けを喫したが接戦だった。
試合間隔が長くなっている32歳のバルガスは、以前の強さ、安定感が感じられない。26歳のフィゲロアは被弾はあるが、それを跳ね除けプレッシャーを掛け続け、強烈なアタックを敢行するのが持ち味。バルガスに取っては正念場となる試合になる。