WBA世界ミニマム級スーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)=24戦全勝(9KO)=と、レギュラー王者エリック・ロサ(ドミニカ)=6戦全勝(2KO)=による王座統一戦は、10月21日(日本時間22日)に米国で開催される、ShowTime放映のPBC興行で行なわれる事が決まった。

この試合の興行権は7月21日(日本時間22日)に行われた入札で、ドミニカを拠点とするシュアン・ボクシングが、PBCを主導するTGBプロモーションの支援を取り付け、8万ドル(約1130万円)で落札。タイ陣営は入札に参加しなかった。しかし試合は、タイ、ドミニカ以外での開催が義務付けられており、10月7日(日本時間8日)ラスベガス、10月14日(日本時間15日)ミネアポリス、10月19日(日本時間20日)にハイチでの開催日程が、提案されていた。

2014年10月に暫定王座を獲得したノックアウトは、2016年6月にバイロン・ロハス(ニカラグア)を12回判定に破りレギュラー王座を獲得。2019年にはスーパー王者に認定され、通算15度の防衛に成功。海外での試合は2018年7月に中国・青島で 熊 朝忠(中国)の挑戦を退けて以来2度目で、昨年7月以来のリング登場となる。

一方のロサは3月1日にタイのナコンサワンで決定していたノックアウトとの試合の為にタイへ渡ったが、ピザの不備によりタイの入国管理局によって拘束される事態となり、結局試合は中止。しかし、8月25日(日本時間26日)にドミニカで行われた2021年12月以来となる試合(ノンタイトル戦)で、オーランド・ピノ(ベネズエラ)=14勝(8KO)2敗=を8回終了TKOで破り、王座統一戦へ弾みをつけている。