2階級制覇のWBC世界フェザー級王者スティーブン・フルトン(米)=23勝(8KO)1敗=が、3階級制覇を賭けてWBC世界スーパーフェザー級王者オシャキー・フォスター(米)=23勝(12KO)3敗=に挑むタイトル戦は、10月25日(日本時間26日)に米・ラスベガスのMGMグランドで開催される、フンドラvsサーマンをメインとするPrime Video PPV放映のプレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行で行われる。

両者の対戦は当初、8月16日(日本時間17日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催が予定されていた、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=と、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗2分=の再戦興行に組みこまれていたが、デービスが暴行容疑で逮捕され興行は中止となっていた。

Stephen Fulton

2023年7月25日に東京・有明アリーナで行われた、WBC&WBO世界スパーバンタム級タイトル戦で、井上尚弥(大橋)=30戦全勝(27KO)=選手に8回TKOで敗れ王座を追われたフルトンはフェザー級に転向。2月1日(日本時間2日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBC世界フェザー級王者ブランドン・フィゲロア(米)=26勝(19KO)2敗1分=を12回判定で破り2階級制覇に成功。フォスターに勝てば3階級制覇達成となる。

一方のフォスターは、昨年11月2日(日本時間3日)に米・ニューヨーク州ヴェローナ、ターニング・ストーン・リゾート&カジノで行われた、ロブソン・コンセイサン(ブラジル)=19勝(9KO)3敗1分1NC=とのダイレクトリマッチをスプリット判定で制し世界王座奪還に成功。同じトップランクファイターのWBO世界同級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=39勝(32KO)2敗1分1NC=との王座統一戦を希望したが、実現が具体化する気配もなく時が流れていた。

同日の興行にはWBC世界フェザー級休養王者レイ・バルガス(メキシコ)=36勝(22KO)1敗1分=と、同級4位カルロス・カストロ(米)=30勝(14KO)3敗=の一戦も組み込まれる。タイトル戦として認定されるのかどうかは、今のところ不明。