プエジョvsマーティン 「結果」 WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ

3月1日(日本時間2日)、米・ニューヨーク、ブルックリンのバークレイズ・センターで開催された、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行。WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ。王者アルベルト・プエジョ(ドミニカ)=23戦全勝(10KO)=に、同級1位サンドル・マーティン(イタリア)=42勝(15KO)3敗=が挑んだ指名戦は、プエジョが判定勝ち。

サウスポー同士の対戦。拮抗した予想の中行われた試合は、ジャブの差し合いから互いに出入りのタイミングを探る展開でスタート。2回、マーティンは接近し左ボディをヒット。プエジョは右フックを返した。3回、ワン・ツーで飛び込んだプエジョが連打を見せると、マーティンもすかさず反撃し、両者接近戦で打ち合う。

4回、互いにジャブから左ストレートを放ち、ボディブロー。激しいペース争いが続く。5回、マーティンが積極的に攻め、接近しボディブローから左クロス。プエジョも左ストレート、右フックを狙うが、マーティンが巧みな出入りで距離をキープ。

6回、プエジョがプレスを強め前進。左ストレート、右フックを強振するが、マーティンはインサイドで外し、左ボディをヒット。7回、接近戦でスタート。マーティンの左ボディがヒット。プエジョはジャブを突き前進。押し込んでパワーブローを狙う。

8回、押し込んでボディ攻撃から右フックを強振するプエジョに対し、マーティンも右フックを返す。9回、マーティンが前に出る。接近戦で左ボディをヒット。プエジョもボディを叩き、右フックを強振。10回、プエジョが接近し押しこんで左アッパー、右フックをヒット。マーティンはディフェンスからパンチへの繋ぎが遅くなった。

11回、プエジョが前進し左ボディアッパーをヒット。ジャブから右フックを強振し、マーテインを追う。マーティンは押し込まれながらも、パンチを返す。最終ラウンド、プレスを掛けるプエジョだが、追いきるまでにはいかない。マーティンは巧みに動き、プエジョの攻勢を交わし切り、試合終了ゴング。スコアは116-112、115-113プエジョと、115-113マーティンのスプリット。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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