WBAは8月27日(日本時間28日)に米・テキサス州ヒューストンのWBAオフィスで予定していた、世界クルーザー級王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)=46勝(30KO)1敗=と、元WBA、IBF王者で同級1位のユニエル・ドルティコス(キューバ)=27勝(25KO)2敗=による指名戦入札を、10日間延期する事を決定。

ラミレス擁するゴールデン・ボーイ・プロモーションと、ドルティコスをサポートするドン・キング・プロダクションによる最終合意が待たれることになった。

最低落札価格は20万ドル(約2950万円)で、ファイトマネーの分配はラミレス75%、ドルティコス25%となっているが、ラミレスは王座を獲得したアルセン・グラミリアン(フランス)=27勝(18KO)1敗=戦で、40万ドル(約5900万円)の報酬を得ており、王者となったドルティコス戦では倍額以上になるものと思われる。

同日予定されてい、世界ブリッジャー級王者ムスリム・ガジマジエフ(ロシア)=4戦全勝(3KO)=と、同級2位(1位は空位)レオン・ハース(ドイツ)=22勝(13KO)5敗1分1NC=による指名戦入札は、両陣営が対戦同意に達し入札は回避された。試合日時、会場は間もなく明らかにされる。

11/2 WBC、IB5F位デイヴィスvsWBA6位マスード 世界スーパーバンタム級

クイーンズベリー・プロモーションのフランク・ウォーレンは、WBC、IBF世界スーパーバンタム級5位、WBA13位にランクされるリアム・デイヴィス(英)=16戦全勝(8KO)=と、WBA世界同級6位のシャバズ・マスード(英)=13戦全勝(4KO)=の英国人同士の無敗世界ランカー対決が、11月2日(日本時間3日)に開催される事を決定。

両選手は7月20日(日本時間21日)に、英・バーミンガムで対戦が決まっていたが、デイヴィスの負傷により延期されていた。勝者は世界タイトル挑戦に向け、大きく前進することになる。