10月9日(日本時間10日)、ハンガリー・ブダペストのハンガリー・ボクシング協会で開催された入札で、入札者ゼロで終わっていたWBO世界クルーザー級暫定王座決定戦。同級1位クリス・ビラム-スミス(英)=21勝(13KO)2敗=と、同級2位ローマン・フレス(ドイツ)=23勝(13KO)1敗=の再入札が決定。最低落札価格は、初回の30万ドル(約4540万円)から一挙に半減され15万ドル(約2270万円)に設定された。
ビラム-スミスのプロモーターは、英国・BOXXERのベン・シャロームで、フレスのプロモーターは、ドイツのSESスポーツ・イベントを代表するウルフ・スタインフォース。
ベン・シャロームは、今月に入りサウジアラビアが主導する”リヤド・シーズン”とスポンサーシップ契約を締結したばかりで、今度こそは入札に参加すると見られるが、ここまで下がるとドイツ側も出てきそう。
12/13 WBC世界クルーザ級戦 ジャックvsミカエリアン

WBC世界クルーザー級タイトル戦。王者バドゥ・ジャック(スウェーデン)=29勝(17KO)3敗3分=と、元王者で同級1位にランクされるノエル・ミカエリアン(アルメニア)=27勝(12KO)3敗=の指名戦は、12月13日(日本時間14日)に米・ロサンゼルスで開催される事が決定。
両者は5月3日(日本時間4日)にサウジアラビア・リヤドのザ・べニューで対戦。ジャックが休養王者だったミカエリアンを、115-113、115-113、114-114の際どい判定で破り初防衛に成功したが、判定を不服とするミカエリアン陣営のドン・キングは、WBCに対し再戦を要求。ミカエリアンは同級1位にとどまり、WBCは再戦を指令。
しかし、再戦の対戦交渉はまとまらず9月5日(日本時間6日)に行われた入札で、ドン・キングは30万1,018ドル(約4440万円)を提示したバッシュ・ボクシング・プロモーションに敗れていた。
米・カリフォルニア州サンタモニカを本拠とするバッシュ・ボクシング・プロモーションは、2005年に弁護士スティーブン・バッシュにより設立され、プロスポーツ選手や企業に対しての法的代理業務に加え、マネジメント、マーケティング、プロモーションサービスを提供。プロボクシングの他、総合格闘技(MMA)のプロモートも手掛けている。