5月25日(日本時間26日)、英・リーズのファースト・ダイレクト・アリーナで開催された、スーパーライト級12回戦。元4団体統一世界スーパーライト級王者でWBO5位のジョシュ・テイラー(英)=19勝(13KO)3敗=と、IBF世界同級3位、、WBA&WBC5位、WBO6位ジャック・カテロール(英)=28勝(13KO)1敗=の一戦は、カテロールが判定勝ち。スコアは117-111、117-111、116-113。

2年越しに実現したサウスポー同士の因縁の再戦。初回、クラウチングスタイルのカテロールはジャブから左クロス。テイラーはワン・ツー。2回、テイラーがプレスを掛け前進、ジャブから左ストレートを狙うが、カテロールはジャブで迎撃。左フックを決めた。

3回、ジャブを放ち前進するテイラーはボディ攻撃。接近戦で両者頭がぶつかるシーンが増える。4回、ジャブの差し合いはカテロールが優り、左クロスをヒット。5回、開始からカテロールがジャブから左を決め攻勢。左クロスを決め、ボディを叩き、右アッパーを突き上げた。

6回、テイラーはジャブで前進。しかし、後続がない。ジャブの精度も足を使うカテロールが上回り、左クロスをヒット。7回、前に出るテイラーはジャブからボディ攻撃。しかし、相変わらずカテロールの左を貰う。8回、追うテイラーはジャブから左ボディストレートを伸ばし、右フックをヒット。9回、ジャブから仕掛けるテイラーにカテロールもジャブを返し、左クロス。

10回、プレスを掛けるテイラーは先手の攻め。ボディ攻撃から右フック。カテロールは動きながらジャブ、左クロス。11回、正面から攻めるテイラーにカテロールの左クロスが決まり、テイラーの腰が落ちる。最終ラウンド、プレスを掛けるテイラーはジャブから右フック、ボディ攻撃。後手ながらもカテロールは、左クロスを決め、右アッパー。終了ゴングが鳴ると両者が勝利ポーズ。

試合全般を通じ積極的に仕掛けたのはテイラーだったが、ジャブに続くパワーパンチを決める事が出来ず、正面に立ってはカテロールの左クロスを貰い続けた。

両者は2022年2月26日(日本時間27日)に英・グラスゴーで対戦。4団体統一世界スーパーライト級王座を保持していたテイラーにカテロールが挑戦した試合は、カテロールがダウンを奪い優勢に戦うも、スプリットの判定でテイラーが勝利。試合後、疑惑の判定と大騒動になり、英・下院議長が警察に調査を依頼する等、大問題に発展していた。