9月12日(日本時間13日)、ニカラグア・マナグアのアレクシス・アルゲリョ体育館で開催された、グエグエンセ・ボックス・プロモーション興行のメインイベント。元世界4階級制覇王者でWBA、WBC世界スーパーフライ級2位にランクされる、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)=52勝(42KO)4敗=と、ヘクター・ロブレス(メキシコ)=13勝(4KO)8敗3分=の116ポンド契約ノンタイトル10回戦は、ゴンサレスが判定勝ち。
6月に38歳の誕生日を迎えたロマゴンは、昨年7月12日(日本時間13日)に元世界挑戦者のロベル・バレラ(コロンビア)を10回TKOで破って以来、約1年2ヶ月ぶりのリング。格下相手にKOが期待されたが、動きが鈍く、アグレッシブにも欠け、ロブレスの善戦を許した。スコアは98-92、97-93、96-96の2-0。
ゴンサレスは3月にニカラグア・マナグアで行われた記者会見で、「2025年がボクシング人生最後の年になる。」と述べ、あと2試合を戦い引退する事を発表。9月のリング復帰が計画されていた。今後は時間を置かず年内にもスーパーフライ級、またはバンタム級での世界挑戦を目指す事になるが、ラストファイトとなる世界挑戦試合は、第2の故郷である日本で行われる可能性が高いと見られている

バンタム級8回戦には、昨年10月13日に東京・有明アリーナで、寺地拳四朗(BMB)=25勝(16KO)2敗=と空位のWBC世界フライ級王座を争い11回TKO負けを喫した、元王者のクリストファー・ロサレス(ニカラグア)=37勝(22KO)7敗=が登場。
カミロ・メンドーサ(ニカラグア)=12勝(5KO)3敗2分=と対戦した30歳のロサレスは、初回から速いジャブを中心にスイッチを織り交ぜながらメンドーサと対峙。力量の差は明らかではあったが、メンドーサはそれほど撃ち込まれたわけでもないのに4回開始ゴングに応じず、椅子に座ったままテンカウントを聞いた。
ライト級8回戦。36歳の元WBA世界スーパーフェザー級王者レネ・アルバラード(ニカラグア)=35勝(22KO)16敗=と、エリソン・マルケス(ニカラグア)=12勝(8KO)4敗2分=の一戦は、第6ラウンド残り30秒、偶然のバッティングによりアルバラードが右目上をカット。そのまま試合は停止され、アルバラードが負傷判定判定勝ちを収めた。