12月15日、大阪・住吉スポーツセンターで行われた、IBF世界バンタム級タイトルマッチ。王者西田凌佑(六島)=9戦全勝(1KO)=選手に、同級14位アンチャイ・ドンスア(タイ)=16戦全勝(7KO)=が挑んだ一戦は、西田選手が7回37秒KO勝ち。
試合はサウスポーの西田選手が序盤から、自分の距離を取り優位に立つと5回に右フックを引っ掛けダウンを奪う。そして迎えた第7ラウンド、西田選手、得意の左ボディアッパーがアンチャイを襲うと、挑戦者はあっさりダウン。そのまま立てず、西田選手がKOで初防衛に成功した。
セミファイナルのIBF世界ライトフライ級2位決定戦&OPBF東洋・太平洋同級タイトルマッチ。OPBF王者でWBO世界同級3位、WBC、IBF4位のタノンサック・シムシー(タイ)=36勝(33KO)1敗=と、元WBO世界ミニマム級王者で現在、WBO世界ミニマム級1位、WBA6位、IBF世界ライトフライ級7位にランクされる谷口将隆(ワタナベ)=19勝(13KO)4敗=の一戦は、タノンサックが判定勝ち。
スコアは116-112、115-113タノンサックと、115-113谷口のスプリット。試合後、敗れた谷口選手は引退を示唆している。