WBC、WBO、IBF&WBAスーパー世界スーパーミドル級4団体統一王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)2敗2分=に、2階級で4団体王座統一を成し遂げた、WBA世界スーパーウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)=41戦全勝(31KO)=が挑むタイトル戦は、9月13日(日本時間14日)に米・ラスベガスで開催される”リヤド・シーズン”で行われる事が正式発表。
試合会場はNFLラスベガス・レイダーズの本拠地で、約6万5千人の収容力を誇るアレジアント・スタジアムとなる事が確実で、この会場でボクシング興行が開催されるのは初めてとなる。
試合のプロモートは、サウジアラビア政府の直轄プロジェクト”リヤド・シーズン”を主導する、トゥルキ・アラルシク大臣と、UFC会長で、TKOボクシング・プロモーションを立ち上げたダナ・ホワイトで、試合はNetflixによりライブ配信。
Netflixの3億人以上の加入者は追加料金なしで、この試合を視聴できる。

昨年11月15日(日本時間16日)に米・テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで、2分8ラウンド、14オンス・グローブによるヘビー級8回戦(公式試合)として行われた、人気YouTuberのクルーザー級ジェイク・ポール(米)=11勝(7KO)1敗=と、58歳の元3団体統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米)=50勝(44KO)7敗2NC=の一戦は、Netflixにより配信され1億800万ストリーミングを記録。
ボクシングへの初進出となるホワイトは、「私がプロモーションする最初の試合が、カネロvsクロフォードだなんて冗談でしょう。文字通り、一生に一度の試合。このスポーツで最も偉大な2人のボクサーがラスベガスから歴史的な試合で対戦する」と、興奮を隠せない。
UFC会長のボクシングへの進出は興味もなく、むしろ不快な思いでいたが、TKOボクシング・プロモーションがこの試合をプロモートをする事により、この先はボクシング界の一大勢力として台頭してくるのか。アラルシク大臣は昨日、Netflixとの提携を発表。
この先の動向が気にかかります。