昨年7月25日に4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)=27戦全勝(24KO)=選手に8回TKOで敗れ、現在、WBA世界フェザー級2位、WBO8位にランクされるスティーブン・フルトン(米)=21勝(8KO)1敗=の再起戦は、9月14日(日本時間15日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催される、カネロvsベルランガをメインとするプレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行に組み込まれた。

対戦相手はWBC世界同級5位、WBA7位、WBO14位カルロス・カストロ(米)=30勝(14KO)2敗=に決定。カストロは2022年2月にブランドン・フィゲロア(米)=25勝(19KO)1敗1分=にKO負けを喫した後のルイス・ネリ(メキシコ)=35勝(27KO)2敗=と対戦し、初回のダウンを挽回できず93-96、94-95、95-94のスプリットの判定負け。

惜しい試合で初黒星を喫したカストロは、同年7月、今度はフィゲロアと対戦したが、3回にダウンを奪われ6回2分11秒TKOで敗れた。しかし、その後フェザー級に転向し、現在3連勝(2KO)中。フェザー級初戦となるフルトンが、どんな戦いぶりを見せるのか注目される。

プエジョvsマーティン 「対戦同意!」 WBC世界スーパーライト級戦

WBCが指令していた世界スーパーライト級王者アルベルト・プエジョ(ドミニカ)=23戦全勝(10KO)=と、同級1位サンドル・マーティン(イタリア)=42勝(15KO)3敗=による指名戦は、両陣営が対戦同意に達した事をWBCが報告。日時、会場は未定となっているが、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行に組み込まれる可能性が高い。

PBCを主導するTGBプロモーションは、11月2日(日本時間3日)にラスベガスのT-モバイル・アリーナを予約しており、複数タイトル戦が計画されている。

プエジョは6月15日(日本時間16日)に米・ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われた、同級暫定王座決定戦でゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)=17勝(17KO)1敗=をスプリットの判定で破り、暫定王座を獲得。その後、デビン・ヘイニー(米)=31勝(15KO)無敗1NC=が休養王者となった事で、正規王者に認定された。

なお、プエジョvsマーティンの勝者は、同級4位ラッセルとの対戦が義務付けられている。