3月13日に東京・両国国技館で、岩田翔吉(帝拳)=13勝(9KO)2敗=選手が保持していたWBO世界ライトフライ級タイトルに挑戦。岩田選手のアタックを軽快な動きで封じ、1:9のオッズをひっくり返し、12回判定勝ちで新王者となったレネ・サンティアゴ(プエルトリコ)=14勝(9KO)4敗=の初防衛戦が決定。

33歳のサンティアゴは王座獲得後、引く手あまたでチャンピオン生活を満喫。満を持しての初防衛戦は、9月27日(日本時間28日)に米・フロリダ州キシミーで、同級15位アサエル・ビジャール(パナマ)=21勝(15KO)4敗4分=を挑戦者に迎え行われる。

Rene Santiago

岩田選手に勝ち新王者となったサンティアゴは、WBA世界同級王者エリック・ロサ(ドミニカ)=8戦全勝(2KO)=との王座統一戦を希望。しかし、これはかなわず、ロサは7月30日に横浜BUNTAIで、同級1位にランクされる帝拳ジム期待のホープ、高見亨介(帝拳)=9戦全勝(7KO)=選手の挑戦を受ける事が決まった。

来日経験もあるビジャールは、昨年10月13日に東京・有明アリーナで行われたWBO世界同級王座決定戦で、岩田選手に3回TKOで敗れたジャイロ・ノリエガ(スペイン)=15勝(3KO)1敗=と、昨年3月8日(日本時間9日)にニカラグア・マナグアで対戦し12回判定負け。

Azael Villar

昨年10月30日(日本時間31日)にプエルトリコ・ウマカオで、岩田選手への挑戦権を賭けてサンティアゴと戦う計画があったが、これは実現しなかった。

3月7日(日本時間8日)にニカラグア・マナグアで行われた最新試合では、WBOラテン・ライトフライ級王座決定戦で、現在、WBC6位、WBA7位にランクされるジェラルド・サパタ(ニカラグア)=15勝(5KO)3敗1分=に10回判定負け(93-97×3)を喫しており、再起戦が世界初挑戦試合となる。

サンティアゴによほどの油断がない限り、防衛は固いだろう。WBO最新ランキングは、同級1位に京口紘人(ワタナベ)=引退=選手と2度グローブを交え星を分けているビンス・パラス(フィリピン)=24勝(18KO)3敗1分=がランクされ、岩田選手は3位となっている。