8月3日(日本時間4日)に米・ロサンゼルスのBMO・スタジアムで、WBA世界スーパーウェルター級王者イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)=10勝(7KO)1敗1分=を12回判定で破り王座を獲得した、テレンス・クロフォード(米)=41戦全勝(31KO)=は、保持していたWBO世界ウェルター級王座を正式に返上。クロフォードは今後、階級を上げスーパーウェルター級で戦う事になった。
現在の世界同級はWBC&WBO王者にセバスチャン・フンドラ(米)=21勝(13KO)1敗1分=、IBF王座にバカラン・ムルタザリエフ(ロシア/米・カリフォルニア州在住)=22戦全勝(16KO)=が君臨。フンドラは10月に元WBC、IBF世界ウェルター級&WBAスーパー王者でWBC1位、WBO6位にランクされるエロール・スペンスJr(米)=28勝(22KO)1敗=の挑戦を受ける事が決定。
ムルタザリエフは、同級4位ティム・チュー(オーストラリア)=24勝(17KO)1敗=との指名戦が義務付けられ、交渉期限は9月5日(日本時間6日)となっている。
クロフォードの次戦対戦相手に浮上しているのは、WBCの新暫定王者バージル・オルティスJr(米)=21戦全勝(20KO)=で、サウジアラビアが推進する”リヤド・シーズン”興行での実現へ向け、オスカー・デラホーヤと、トゥルキ・アラルシク大臣により話し合いが進められている。
また、WBOは世界ウェルター級暫定王者ブライアン・ノーマンJr(米)=26勝(20KO)無敗2NC=のレギュラー王者昇格を決定。WBO世界スーパーライト級王者テオフィモ・ロペス(米)=21勝(13KO)1敗=が、3階級制覇を目指しノーマンJrに挑戦する意思がある事を示しており、トップランク・ファイター同士によるタイトル戦の実現が期待される。