世界ヘビー級4団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=23戦全勝(14KO)=のアドバイザー、セルヒイ・ラピンはウシクの次の対戦相手は、10月25日(日本時間26日)に英・ロンドンのO2・アリーナで対戦する、WBO世界同級暫定王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)=36勝(24KO)3敗=と、WBA世界同級暫定王者ファビオ・ウォードリー(英)=19勝(18KO)無敗1分=の勝者が、最有力候補になる事を明らかにした。
ウシクは7月19日(日本時間20日)に英・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで、IBF世界同級王座を保持していたダニエル・デュボア(英)=22勝(21KO)3敗=との再戦で5回KO勝ち。再び4団体統一王者となった。
その直後、7月23日(日本時間24日)付けでWBOは、パーカーとウシクの対戦を指令。ウシクは背中の負傷による交渉期限の延長を求めたが、SNSで公開されたウシクが元気にダンスを踊る動画を観たWBOは、ウシクに対し新たな医療証明書の提出を求める事態となっていた。
しかし、ウシクとの対戦を熱望するパーカーは、ウォードリーとの対戦を受託。元WBC世界ヘビー級暫定王者ディリアン・ホワイト(英)=31勝(21KO)4敗=によりマネージメントされるウォードリーは、フリーエージェントの立場で戦って来たが、今年からフランク・ウォーレンのクイーンズベリー・プロモーションによりプロモートされている。