東京五輪ライト級銀メダリストで、WBC・USA&WBOインターコンチネンタル・ライト級王者の、WBA7位、WBO&IBF8位、WBC12位にランクされるキーショーン・デービス(米)=9勝(6KO)無敗1NC=が、10月14日(日本時間15日)に米・テキサス州ローゼンバーグ、フォードベンド・コミュニティ・センターで行われた、ナヒール・オルブライト(米)=16勝(7KO)2敗1NC=と対戦した一戦は、デービスが判定勝ちを収めていたが、26日(日本時間27日)付けでテキサス州コミッションは試合結果を無判定、ノーコンテストに変更。デービスには90日間の出場停止処分が科せられた。

その原因は試合後に行われた薬物検査で、デービスからマリファナの陽性反応が検出された事であるのを、プロモーターのトップランクが認めた。しかし、マリファナは米国では23の州で合法であり、UFC、NBA、MLB、NHLの禁止薬物リストには入っていない。

トップランクのボブ・アラムは、マリファナの非犯罪化を熱烈に支持。「我々はキーショーンを全面的にサポートし、来年早々のリング復帰を楽しみにしています」とし、12月9日(日本時間10日)に米・フロリダ州ペンブロークパインズで対戦が決まっていた、元2階級制覇王者でWBC世界スーパーライト級8位のホセ・ペドラザ(プエルトリコ)=29勝(14KO)5敗1分=と、ライト級リミットで対戦する試合は、来年の早い時期に実現させる事を示唆している。