WBAは世界ミドル級王者エリスランディ・ララ(キューバ)=29勝(17KO)3敗3分=と、同級1位マイケル・ゼラファ(オーストラリア)=31勝(19KO)4敗=の対戦を指令。交渉期間は2月15日(日本時間16日)までで、対戦同意に達しない場合は入札が開催され、ファイトマネーの分配はララ75%、ゼブラ25%となる。

WBAは昨年3月にもララとゼラファの指名戦を指令。しかし、ララと契約するプレミア・ボクシング・チャンピオンズは、ララと元2階級制覇王者ダニー・ガルシア(米)=37勝(21KO)3敗=の対戦を画策。両者の試合は昨年8月5日(日本時間6日)に開催が決まり、WBAはこれを特別承認。勝者、または引き分けに終わった場合ララは、120日以内にゼラファの挑戦を受ける事を義務付けられた。

一度待つ形になったゼラファは、ララvsガルシアのアンダーカードに出場する権利を与えられたが、ララvsガルシアは延期され、12月9日(日本時間10日)に米・ラスベガスで計画された、Showtime Boxingのラスト放映となるPPVファイトでの再スケジュールも消滅。

ララvsガルシアは2024年初頭に移動しての開催が伝えられ、3月30日(日本時間31日)の開催計画があるが、ゼラファが同じ条件で待つかどうかは不透明。4月には41歳となるララは、2022年5月にゲイリー・オサリバン(アイルランド)=31勝(21KO)5敗=を8回TKOで破って以来リングに上がっていない。一方のゼラファ(31歳)も、2022年11月にダニロ・クレアティ(オーストラリア==8勝(1KO)1敗=に10回判定勝ちして以来、ブランクを作っている。