2月7日(日本時間8日)、WBAは世界ミニマム級スーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)=24戦全勝(9KO)=と、同級2位(1位は空位)ハサンボイ・ドゥスマトフ(ウズベキスタン)=6戦全勝(5KO)=の対戦を指令。交渉期間は30日間で対戦同意に達しない場合は入札となる。

2022年7月にタイ・チョンブリーで、元WBC王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)=55勝(19KO)3敗1NC=に判定勝ちして以来リングを遠ざかっているノックアウトは、同級レギュラー王者エリック・ロサ(ドミニカ)=6戦全勝(2KO)=との王座統一戦が、決まっては流れの繰り返しで、結局ロサの王座返上により中止となったが、WBAはスーパー王者の指名防衛戦期限18ヶ月が、2020年5月で期限が切れている事から、ドゥスマトフとの指名試合を義務付けた。

30歳のサウスポー、ドゥスマトフは2026年リオ五輪ライトフライ級で、全ての試合で1ポイントも失わずに金メダルを獲得。2019年11月、プロデビュー。ドミトリー・ビボル(ロシア)、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)らをマネージメントする、ヴァディム・コルニロフ(米)によりサポートされている。

王座防衛のためにはタイ開催が必然の王者陣営だが、交渉がすんなりとまとまるとは思われず、指名戦は入札必至と思われます。