WBAは世界フライ級2位ヤンキエル・リベラ(プエルトリコ)=7戦全勝(3KO)=と、同級3位アンジェリーノ・コルドバ(ベネズエラ)=19勝(12KO)無敗1分1NC=による挑戦者決定戦を指令。交渉期限は3月22日(日本時間23日)までで、対戦同意に達しない場合は入札が開催される。
リベラとプロモート契約を締結するマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、WBAに対しリベラvsコルドバを世界同級暫定王座決定戦として承認するよう求めていたが、挑戦者決定戦として対戦する事になった。
WBA世界同級王者ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)=21勝(11KO)2敗1分=選手は、3月13日(木)に東京・両国国技館で、WBC世界同級王者寺地拳四朗(BMB)=24勝(15KO)1敗=選手との王座統一戦が決定。リベラvsコルドバの勝者は、阿久井vs寺地勝者へのオフィシャルチャレンジャーとなる。
東京オリンピック出場後の2022年9月にプロデビューを果たした27歳のリベラは、サウスポースタイルからの左ストレートを武器に、これまで順当に白星を重ねて来た。昨年12月7日(日本時間8日)にプエルトリコ・サンファンのロベルト・クレメンテ・コロシアムで行われた最新試合では、アンヘル・ゴンサレス(米)=14勝(7KO)1敗=を4回TKOで破り、空位だったWBCシルバー同級王座を獲得している。
一方のコルドバは昨年3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)=20勝(15KO)3敗3NC=が保持していたWBC世界フライ級王座に挑戦。3回に2度のダウンを奪われたが、中盤から大いに盛り返し、マルテイネスと激しい打撃戦を演じ0-2の判定負けとなったが、大いに評価を上げた。
両者は既に昨年から対戦する話が持ち上がっており、WBAからの指令が出た事で、対戦交渉はさらに具体化すると思われる。今後に注目。