3月16日(日本時間17日)、米・ラスベガスのザ・コスモポリタン、ザ・チェルシーで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション主催興行のメインカード。WBA&IBF世界ライト級挑戦者決定戦。WBA1位、IBF6位ウィリアム・セペダ(メキシコ)=29戦全勝(25KO)=と、IBF4位、WBA5位マキシ・ヒューズ(英)=26勝(5KO)6敗2分=の12回戦は、セペダが4回終了TKO勝ち。
サウスポー同士の対戦。好戦的なパワーパンチャー、セペダは初回から距離を詰め、テクニシャンのヒューズに肉薄。2回にはボディ攻撃から強い左ストレート、右フックをヒット。ヒューズは早くも守勢に立たされた。3回、セペダは圧力を強めしつこい連打で前進。ボディブローを受けたヒューズの上体が丸まった。
4回、セペダの連打は止まらない。強烈なボディアタックから、左右アッパーを顎に突き上げられたヒューズは、ダウンを逃れるのが精いっぱい。何とかラウンド終了ゴングまで耐えたが、4回が終了すると陣営は棄権を選択。セペダがパワーにものを言わせて、ヒューズの技巧を打ち破った。
セペダは圧勝でWBA、IBF王座への挑戦権を獲得。5月12日にオーストラリア・パースで開催される、IBF王座決定戦。2位(1位は空位)ジョージ・カンボソスJr(豪)=21勝(10KO)2敗=と、3位ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=17勝(11KO)3敗=戦の勝者は、初防衛戦でセペダの挑戦を義務付けられるだろう。