1月3日(日本時間4日)、プエルトリコ・サンファンのロベルト・クレメンテ・コロシアムで開催された、モスト・バリュアブル・プロモーション(MVP)興行で行われた、WBA世界フライ級暫定王座決定戦。同級1位ヤンキエル・リベラ(プエルトリコ)=7勝(3KO)無敗1分=と、元WBO世界ライトフライ級王者で同級5位のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)=28勝(14KO)4敗1分1NC=の一戦は、ゴンサレスが判定勝ち。
サウスポー同士の対戦となった試合は、初回、ゴンサレスの左ストレートがヒット。右フックも決まりリベラはグラついた。2回、ゴンサレスの右フック、返しの左フックがリベラのテンプルに決まると、リベラはあっけなくダウン。ここは立って再開に応じた。
3回、半身に構えるゴンサレスに対し、リベラは正面から攻めるが正確性に欠け、ゴンサレスの左ストレートがヒット。4回、プレスを掛けるリベラだが効果的ヒットはなく、下がりながら放つゴンサレスのジャブ、左ストレート、右フックがヒット。
5回、プレスを強めたリベラだが攻撃は正確性に欠ける。ゴンサレスのジャブ、左ストレートがインサイドからヒット。6回、攻め手が見いだせないリベラはオーソドックスにスイッチを見せる。突っ込んでもつれる場面が多いが、ゴンサレスは巧みに左アッパー、右フックを打ち込んだ。

7回、前には出るリベラだがヒットは奪えず両者密着。隙間が出来るとゴンサレスはシャープな左アッパー、右フックを放ち巧さを見せる。8回、両者体を寄せあった接近戦でゴンサレスの左ストレートがヒット。終盤、ゴンサレスの左がラビットパンチとなり、リベラが倒れ減点1。しかし、タイミング的にはリベラが頭を下げた場面で微妙。
9回、ゴンサレスが攻勢に出て左ストレートをヒット。リベラはいまだ攻め手を見出せない。10回、リベラは接近戦でゴンサレスのボディを狙うが効果的なヒットは奪えない。ゴンサレスは足とボディワークで巧みに抜け出し左を合わせた。
11回、前に出るリベラは攻めきれず、ゴンサレスの左カウンターを喰う。最終ラウンド、前に出るリベラの攻撃は最後まで正確性を欠き攻勢点だけ。ゴンサレスの巧さが上回り試合終了ゴング。公式スコアは117-110、116-111、114-113。1点差はあり得ない試合で、ゴンサレスが暫定ながら2階級制覇に成功。

WBA世界フェザー級7位、WBO12位ジャン・ポール・リベラ(プエルトリコ)=13戦全勝(7KO)=と、アルフレド・クルス(プエルトリコ)=10勝(5KO)3敗1分=の8回戦は、リベラが判定勝ち。
世界ランカー相手にやる気を見せるクルスは初回から果敢に打撃戦を挑み、リベラはステップを踏みながら左フック、アッパーで迎え撃った。序盤戦はリベラの正確性が上回ったが、中盤になると振りが大きくなった左フックは空を切る場面も増える。7回、プレスを強めたクルスは右ストレートを決め、連打でリベラを下がらせ優勢。
最終ラウンド、両者もつれ合いながら打撃戦を展開したが、僅かにリベラが上回った。両選手共に勝利ポーズを取ったが、公式スコアは77-75、77-75、76-76の2-0。
WBA世界スーパーフェザー級9位、WBO13位ヘンリー・レブロン(プエルトリコ)=20戦全勝(10KO)=と、フアン・タピア(米)=14勝(5KO)4敗=の8回戦は、レブロンが7回TKO勝ち。
約13ヶ月ぶりのリング登場となったサウスポーのレブロンは、慎重な立ち上がりから左ストレートを差し込み、徐々に地力の違いを見せて行く。タピアは右ストレートを軸に抵抗を見せるが、次第に追い詰められていった。迎えた第7ラウンド、ダメージが蓄積されたタピアのコーナーからタオルが投げ込まれ、試合はストップ。
