9月27日(日本時間28日)、米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで開催されたトップランク興行。WBOインターコンチネンタル&NABFフェザー級王者でWBA世界フェザー級1位、WBC&WBO2位、IBF8位のブルース・キャリントン(米)=12戦全勝(8KO)=が、WBCシルバー同級王者でWBC世界同級3位、WBO9位にランクされるスライマン・セガワ(ウガンダ)=17勝(6KO)4敗1分1NC=と、互いに持つ王座を賭けて対戦した一戦は、キャリントンが判定勝ち。スコアはマーク・コンセンティーノ(米)97-93、マーサ・トレンブレー(米)97-93、グレン・フェルドマン(米)95-95の2-0。
7月にWBC1位にランクされていたルーベン・ヴィラ(米)=22勝(7KO)2敗=を判定で破り勢いに乗るサウスポーのセガワは、持ち前のスピードとテクニックで、キャリントンの攻勢をうまくいなし、強打を封じる事に成功。キャリントンにとってキャリア最大の苦戦となったが、地元ファンの前で何とか面目を保った。
しかし、セガワの勝利を推す声も多く、将来的に井上尚弥(大橋)=28戦全勝(25KO)=選手との対戦を口にしていたキャリントンに対しては、「まだ早すぎる。そのレベルにない」と厳しい意見が飛んでいる。
メインのWBO女子世界ウェルター級タイトルマッチ。王者サンディ・ライアン(英)=7勝(1KO)1敗1分=に、元WBO、IBF女子世界スーパーフェザー級&WBC暫定女子世界ライト級王者で同級1位にランクされるミカエラ・メイヤー(米)=19勝(5KO)2敗=が挑んだ一戦は、メイヤーが判定勝ちで新王者。スコアはワレスカ・ロルダン97-93、ブノワ・ルーセル(カナダ)96-94でメイヤーと、ボブ・ウィリアムズ(英)95-95の2-0。
激しい攻防戦が繰り広げられた試合は、メイヤーがライアンの後半の追い上げを交わし接戦に勝利。1月20日(日本時間21日)に英・リバプールのM&Sバンク・アリーナで、IBF王者ナターシャ・ジョナス(英)=15勝(9KO)2敗1分=の持つ王座に挑戦し、スプリットの判定で敗れて以来の再起戦で王座獲得に成功した。
ESPNの採点は96-94でライアン。試合後、判定に不服を唱えるライアンに対し、メイヤーは再戦に応じる考えを明らかにしている。
NABF&NABOスーパーウェルター級王者で、WBO世界スーパーウェルター級3位、WBC6位、IBF7位のザンダー・ザヤス(プエルトリコ)=19戦全勝(12KO)=に、挑戦者・元WBOラテン同級王者ダミアン・ソーサ(メキシコ)=25勝(12KO)2敗=が挑んだ一戦は、ザヤスが判定勝ち。スコアは100-90×3。
IBF世界スーパーライト級8位、WBO12位エルビス・ロドリゲス(ドミニカ)=16勝(13KO)1敗1分=と、元NABA同級王者ケンドー・カスタネダ(米)=21勝(9KO)6敗=の10回戦は、ロドリゲスが判定勝ち。スコアは100-90、100-90、99-91。