WBA世界バンタム級王者 堤 聖也(角海老宝石)=12勝(8KO)無敗3分=選手が、目の負傷によりWBAから指令されていた、同級暫定王者アントニオ・バルガス(米)=19勝(11KO)1敗1NC=とのWBA王座統一戦に出場できない事を、堤選手サイドの関係者が明かにし、「WBAに申請して休養王者の扱いになる。暫定世界戦の勝者と、秋に王座統一戦を行う方向になると思う」としている。

堤選手は昨年10月13日に井上拓真(大橋)=20勝(5KO)2敗=選手を破り世界王座を獲得。2月24日に比嘉大吾(志成)=21勝(19KO)3敗2分=選手とダウン応酬の激闘を演じ、引き分けで王座を死守。今度がWBA王座統一を賭けた2度目の防衛戦となる予定だった。

Daigo Higa

堤選手に代わっててバルガスと戦うのは、2月24日に東京・有明アリーナで堤選手に挑戦し引き分けた、元WBC世界フライ級王者で同級3位にランクされる比嘉大吾(志成)=21勝(19KO)3敗2分=選手が有力で、試合は7月下旬に予定される複数世界戦興行に組みこまれる方向。

堤選手、ここは残念ですが、負傷の回復に努め、万全の状態でリング復帰を願うばかりです。そして、願わくば比嘉選手がバルガスを破り、堤選手とは3度目となる決着戦が、再び世界王座を賭けて行われる事を期待。

7/26 WBO世界スーパーウェルター級王座決定戦 ザヤスvsガルシア

Xander Zayas va Jorge Garcia

WBOが指令してた、世界スーパーウェルター級1位ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)=21戦全勝(13KO)=と、同級2位ホルヘ・ガルシア・ペレス(メキシコ)=33勝(26KO)4敗=による、WBO世界同級王座決定戦は、トップランク、ゴールデン・ボーイ・プロモーション、サンフェル・プロモーションが、試合開催について合意に達したことを、グスタボ・オリビエラWBO会長(プエルトリコ)が確認。

試合は試合地、会場未定ながら、7月26日(日本時間27日)に契約満了前のトップランク/ESPN最後のカードで行われる事が予定されている。

WBO世界同級王座は、WBC王座も保持する王者セバスチャン・フンドラ(米)=22勝(14KO)1敗1分=が、WBOから指令されたザヤスとの防衛戦を履行せず、前WBO世界同級王者ティム・チュー(オーストラリア)=25勝(18KO)2敗=と再戦を選択。王座は返上され空位となっている。