2月24日(日本時間25日)、米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで開催された、WBA世界ウェルター級挑戦者決定12回戦。同級1位シャハラム・ギヤソフ(ウズベキスタン)=14戦全勝(9KO)=と、同級5位パブロ・セサール・カノ(メキシコ)=35勝(25KO)8敗1分1NC=の一戦は、ギヤソフが11回終了負傷判定勝ち。スコアは109-99×3。

両選手慎重な立ち上がり。ガードを高く上げジワリ前進するカノに対し、ギヤソフは左フックを合わせる。3回、ギヤソフの左ボディが決まると、カノはマウスピースを吐き出しダウン。しかし、ギヤソフは深い追いしない。4回以降、カノは距離を詰めボディを狙って行くが、手数はそれほど出ない。ギヤソフは足を使いながら、機を見て左フック、右ストレートを打ち込むが単発で、接近してはクリンチ。

軽快なフットワークを止めないギヤソフがポイントを稼いで行くものの、アクションに乏しい展開となった試合は終盤になっても変わらず、淡々とした流れで進み、迎えた第11ラウンド終了間際、もつれ合って倒れこんだカノが右足首を負傷。続行不可能となり負傷判定となった。