7月29日(日本時間30日)、米・ラスベガスのT・モバイル・アリーナで開催された、WBCシルバー・ライト級&WBOラテン同級王座決定12回戦。WBCシルバー王者でWBC3位、WBA、WBO、IBF5位のイサック・クルス(メキシコ)=24勝(17KO)2敗1分=と、IBF8位、WBA9位、WBO11位のジョバンニ・カブレラ(米)=21戦全勝(7KO)=の一戦は、クルスが判定勝ち。スコアは115‐112、114‐113クルスと、114‐113カブレラのスプリット。
長身サウスポーのカブレラに対し、”ピット・ブル”・クルスはガードを高く上た独特のスタイルでジワリ前進。自慢の強打を振るうが、カブレラは上手く距離を取り応戦。3回から圧力を強めたクルスは、カブレラのボディを叩き優位に立つが、畳みかける連打は出ない。8回、クルスはヘッドバッドで減点1。終盤戦、疲労からかクルスは前に出ることが出来ず、カブレラの善戦を許した。