7月6日(日本時間7日)、米・ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催された、トップランク興行のセミファイナル。WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。王者オシャキー・フォスター(米)=22勝(12KO)2敗=に、同級1位ロブソン・コンセイサン(ブラジル)=18勝(9KO)2敗1分1NC=が挑んだ一戦は、コンセイサンが判定勝ち。スコアは116‐112、115‐113コンセイサンと、116‐112フォスターのスプリット。
試合はスタートからフォスターが速いコンビネーションを放ちリード。コンセイサンは、中盤、距離を詰め右ストレート、アッパーを放つが、フォスターのディフェンスは固い。手数を増やしたコンセイサンは積極的にフォスターを追うが、フォスターはうまくコンセイサンの攻撃を分断し、ジャブを当て、カウンターをヒット。
手数を出し追ったコンセイサンだが、フォスターの有効打と、試合運びが上回ったかと思われた試合だった。35歳のリオ五輪ライト級金メダリストのコンセイサンは、4度目のアタックで念願の世界王座を獲得。前王者となったフォスターは再戦を要求している。
WBC、WBO、IBF世界ライト級3位キーショーン・デービス(米)=10勝(7KO)無敗1NC=が、保持するWBOインターコンチネンタル同級王座を賭けて、WBO世界同級4位、WBA11位ミゲル・マドゥエノ(メキシコ)=31勝(28KO)2敗=の挑戦を受けた10回戦は、デービスが判定勝ち。スコアは99-91×3。デービスは強打者マドゥエノのアタックを、危なげない試合運びで完封。世界タイトルへ一歩近づいた。