WBOは6月19日(日本時間20日)付けで、世界スーパーフェザー級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=38勝(31KO)2敗1分=と、同級暫定王者オスカル・バルデス(メキシコ)=32勝(24KO)2敗=による王座統一戦を指令。交渉期間は20日間で対戦同意に達しない場合は入札となる。最低落札価格は15万ドル。両陣営は交渉期限を待たずに、即時入札を要求する事が出来る。

ナバレッテは5月18日(日本時間19日)に米・カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・リゾート&カジノで行われた、WBO世界ライト級王座決定戦で、デニス・ベリンチク(ウクライナ)=19戦全勝(9KO)=と対戦したが、12回スプリットの判定で敗れ4階級制覇達成はならなかった。

ライト級王座決定戦では予想有利とされていたナバレッテだが、腰回りには余裕が伺われ、”攻撃こそ最大の防御”という自分のボクシングが通じなかった。バルデス戦後のロブソン・コンセイサン(ブラジル)=17勝(8KO)2敗1分1NC=との防衛戦では、2度のダウンを奪いながら引き分けと、ここ2戦勝利から遠ざかっている。

一方のバルデスは昨年8月12日(日本時間13日)に、米・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナで、ナバレッテの持つ王座に挑戦したが、12回判定負け。しかし、今年3月29日(日本時間30日)に同所で行われた、暫定王座決定戦でリアム・ウィイルソン(オーストラリア)=13勝(7KO)3敗=を7回2分48秒TKOで破り暫定王座を獲得している。今後の交渉に注目。