8月28日(日本時間29日)、WBOは世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラ(米)=21勝(13KO)1敗1分=と、同級暫定王者として認定されたテレンス・クロフォード(米)=41戦全勝(31KO)=による王座統一戦を指令。交渉期間は30日間で、対戦同意に達しない場合は入札が行われ、最低落札価格は20万ドル(約2890万円)となっている。

クロフォードは8月3日(日本時間4日)に米・ロサンゼルスのBMO・スタジアムで、イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)=10勝(7KO)1敗1分=を12回判定で破り、WBA世界スーパーウェルター級王者王座を獲得。保持していたWBO世界ウェルター級王座を返上した後、スーパー王者としての特権で、スーパーウェルター級暫定王者として認定された。

フンドラは3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた、WBO世界スーパーウェルター級&WBC世界同級王座決定戦で、WBO王者だったティム・チュー(オーストラリア)=24勝(17KO)1敗=をスプリットの判定で破り、WBO&WBC王座を獲得。

初防衛戦は元WBC、IBF世界ウェルター級&WBAスーパー王者エロール・スペンスJr(米)=28勝(22KO)1敗=と、10月に対戦する事が決定と報じられていたが、現在まで、具体的な事は発表されないまま時間が過ぎている。

フンドラ陣営はWBO、WBC両方の王座を保持していきたい考えを示しており、クロフォードとの対戦に舵を切る可能性は高いとみられている。クロフォードのスケジュールは、「リヤド・シーズン」を推進するサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣の意向次第となるが、フンドラ戦実現が期待されます。