WBOは本日、世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラ(米)=22勝(14KO)1敗1分=と、同級1位ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)=21戦全勝(13KO)=による指名戦を正式に指令。交渉期間は20日間で対戦同意に達しない場合は入札となる。最低落札価格は20万ドルとなっている。
WBOと共にWBC世界同級王座を保持するフンドラは、3月22日(日本時間23日)に米・ラスベガスのミケロブ・ウルトラ・アリーナで、昨年3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、ティム・チュー(オーストラリア)=24勝(17KO)2敗=をスプリットの判定で破り獲得した王座の初防衛戦を行い、WBO世界同級5位、WBC13位ショーデール・ブッカー(米)=23勝(11KO)2敗=に4回TKO勝ち。約1年ぶりのリングで勝利したフンドラは、120日以内に指名挑戦者のザヤスとの対戦を義務付けられた。
22歳のザヤスは、9月にサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=と対戦する事が決まった、WBO世界同級暫定王者テレンス・クロフォード(米)=41戦全勝(31KO)=が、今後、スーパーウェルター級で戦う意思がない事を表明した事により、WBOから指名挑戦者として承認された。
ザヤスはフンドラvsブッカー戦をリングサイドで観戦。試合後はリンに上がり、初防衛を果たしたフンドラを祝福。既にフンドラの代理人、プレミア・ボクシング・チャンピオンズを代表する、TGBプロモーションと、ザヤスをサポートするトップランクは、試合の実現へ向け話し合っており、試合は7月に開催される方向で交渉が進んでいる。