1月24日に東京・有明アリーナで予定されていた、4団体統一世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=29戦全勝(26KO)=選手への挑戦を、左瞼の負傷によりキャンセルしたサム・グッドマン(オーストラリア)=19戦全勝(8KO)=が、WBO最新ランキングで1位から陥落。

WBO世界スーパーバンタム級1位には、カール・ジャメス・マーティン(フィリピン)=25戦全勝(20KO)=がランクされた。グッドマンは2位に下降し、井上選手への指名挑戦をキャンセルした代償を払う形となった。プレミア・ボクシング・チャンピオンズと契約するマーティンは、身長168センチ、25歳のサウスポーで、昨年の2試合はメキシコで行われ、いずれもKO勝利を収めている。

2月24日に東京・有明アリーナで行われた119ポンド契約10回戦で、前WBO世界同級王者で6位にランクされていたジェイソン・モロニー(オーストラリア)=27勝(19KO)4敗=に判定勝利を収めた、那須川天心(帝拳)=6戦全勝(2KO)=選手は、2位にランクアップ。モロニーはランク外となった。

2月22日(日本時間23日)にメキシコ・ティファナで行われた124ポンド契約10回戦で、WBA、WBC、WBO世界フェザー級15位にランクされていた亀田京之介(TMK)=15勝(9KO)4敗2分=選手を7回TKOで破った、元2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)=36勝(28KO)2敗=は、前回スーパーバンタム級6位からフェザー級に転級し3位にランク。今後はフェザー級で戦っていくことになりそう。敗れた亀田選手も15位に残っている。

ヘビー級ではジャスティス・フニ(オーストラリア)=12戦全勝(7KO)=が1位に躍進。2位に英国期待の20歳、モーゼス・イタウマ(英)=11戦全勝(9KO)=がランクアップ。2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで、ドミトリー・ビボル(ロシア)=24勝(12KO)1敗=とのダイレクトリッマチで判定負けを喫し、世界ライトヘビー級王座から陥落したアルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=21勝(20KO)1敗=は、1位にランクされた。

ウェルター級1位にはアレクシス・ロチャ(米)=25勝(16KO)2敗1分=がランクアップし、2位に日本人初の世界ウェルター級王者を目指す、佐々木 尽 (八王子中屋)=19勝(17KO)1敗1分=選手がランクされた。