広告
10月25日(日本時間26日)には英・ロンドンのO2・アリーナで開催されたクイーンズベリー・プロモーション興行のメインイベント。、WBO世界ヘビー級暫定王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)=36勝(24KO)3敗=と、WBA世界同級暫定王者ファビオ・ウォードリー(英)=19勝(18KO)無敗1分=の12回戦は、ウォ―ドリーが11回1分54秒TKO勝ち。
両選手は激しい打撃戦を展開。中盤以降、徐々にパーカーが優位に立って行ったが、ウォ―ドリーは持ち前のタフネスで抵抗。迎えた第11ラウンド、ウォードリーは右フックからチャンスを掴むと、左右フックから右アッパーを打ち込み連打でパーカーに迫る。
ロープを背にしたパーカーは防戦一方で必死のディフェンス。決定打は許さないが手も出ない。ウォ―ドリーの連打も正確性には欠けるが、その攻勢は約30秒間続く。一度は付き返そうとしたパーカーを再びロープ際に押し込み、ウォ―ドリーの右アッパー、左フック、右ストレートがパーカーのガードをかすめると、ハワード・フォスター(英)主審は試合をストップ。

広告
11回までのスコアは、98-92、96-94、95-95でジャッジ2者がパーカーの有利とスコアしていただけに、フォスター主審のストップに異を唱える声も多いが、決定的ダメージングブローはなくとも、手が出ずあれだけ防戦一方となってしまっては、ストップは致し方ないように思える。
2戦連続での逆転勝利を飾ったウォ―ドリーは、4団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=23戦全勝(14KO)=との対戦を強くアピール。パーカーに変わりWBOの指名対戦者としてウシクに挑む可能性が高くなった。
広告
