IBF世界フェザー級挑戦者決定戦。同級2位レラト・ドラミニ(南ア)=20勝(11KO)2敗=vs同級3位亀田和毅(TMK)=41勝(23KO)4敗=。8月24日、大阪・大和アリーナ。亀田プロモーション興行。

30歳のドラミには昨年10月7日に日本で亀田選手に勝って以来のリング。

亀田選手は父・史郎トレーナーとのコンビで雪辱戦に挑んだ。

IBF立会人はベン・キルティ(オーストラリア)。

世界王座への挑戦権獲得に自信満々で日本に乗り込んで来たドラミニ。右はマネジャー&トレーナーのコリン・ネイサン。

試合開始から亀田選手はプレスを掛け前進。

ドラミニは押し込まれながらも、インサイドから左右アッパーを突き上げた。

亀田選手は積極的に仕掛けた。

5回、亀田選手はガードの上を連打で叩き、よろめいたドラミニをさらに追撃。ダウンを奪う。

何とか5回を乗り越えたドラミニは、下がりながらもアッパーをヒット。

亀田選手の左ボディは有効だったが、ドラミニはすぐに右を返した。

亀田選手は最後まで前進し連打で攻めた。しかし、ドラミニは固いブロックから左右アッパーを打ち込んだ。

最終ラウンド、もつれあいドラミニがロープ外に転落。

中村勝彦主審は亀田選手の手を挙げた。

公式スコアはロバート・ホイル(米)116-111、ダイアナ・ドリューズ・ミラーニ(ドイツ)114-113で亀田選手と、ボブ・ウィリアムズ(英)114-113ドラミニのスプリット。

見事、ドラミニに雪辱を果たした亀田選手は、IBF王者アンジェロ・レオ(米)=25勝(12KO)1敗=への挑戦権を獲得。8月10日(日本時間11日)に米ニューメキシコ州アルバカーキのティンレー・コロシアムで、ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)=30勝(17KO)3敗=を10回KOで破り王座を獲得したレオは、トップランクと2試合のオプション契約がある。亀田選手は今後も父・史郎トレーナーとのコンビで、攻撃的ボクシングを磨き、来るべく世界挑戦に備える。