WBC世界ライトフライ級&WBAスーパー王者寺地拳四朗(BMB)=21勝(13KO)1敗=vs元2階級制覇王者・WBC、WBO1位ヘッキー・ブトラー(南ア)=35勝(10KO)4敗=。9月18日、東京・有明アリーナ。左の差し合いで始まった試合は、序盤戦から激しいペース争いが繰り広げられたが、徐々に寺地選手が左ジャブを軸に組み立てたボクシングで抜け出して行った。迎えた第9ラウンド、右ストレートを打ち抜き、怒涛の連打で百戦錬磨のブトラーをストップ。万全の強さを見せつけ、4団体王座統一への期待を膨らませた。
ESPNにより海外に生放映された試合を観た関係者、ファンは寺地選手のパフォーマンスに脱帽。リング誌は寺地選手が「パウンド・フォー・パウンドのトップ10入りの正当な権利を持っている」と絶賛。王者は来年に予定される次戦で3団体統一戦を希望。その後は「4団体制覇が一番の目標」としている。