4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。WBC、WBO、IBF&WBAスーパー王者井上尚弥(大橋)=27戦全勝(24KO)=vs挑戦者・元IBF世界同級王者・WBO2位、WBA6位、WBC、IBF7位TJ・ドヘニー(アイルランド)=26勝(20KO)4敗=。9月3日、東京・有明アリーナ。大橋プロモーション興行。

4団体のスーパーバイザー。左からWBCケビン・ヌーン(アイルランド)、WBOレオン・パノンシージョ(米・タイ在住)、WBAホセ・オリバー・ゴメス(パナマ)、IBFベン・キルティ(オーストラリア)と、ヒルベルト・ヘスス・メンドーサWBA会長。

主審のベンス・コバックス(ハンガリー)と、JBC萩原 実 コミッショナー。

井上陣営に隙は無い。

ドヘニーのトレーナー、ヘクター・バミューデス。

ドヘニーは前日計量を終えてから約11キロ増量して来た。

ドヘニーのプロモーター、マイク・アルタムラ。

試合開始。

井上選手はプレスをかけドヘニーを追ったが、いつになく慎重な戦いぶり。

ドヘニーも懸命の応戦。

井上選手の強烈なボディブローがドヘニーを襲う。

井上選手はガードの上を打たせるシーンもあった。

ドヘニーの右フック。3、4ラウンドはドヘニーにポイントを与えたジャッジもいた。

6回、井上選手は右ストレートを軸にドヘニーに迫る。

ドヘニーもボディを打ち返した。

7回開始と共に井上選手がギアを上げて出ると、ドヘニーは突如右足を引きずり背中を向け戦意喪失。

コバックス主審は試合をストップ。7回16秒、井上選手のTKO勝ちが宣告された。

トップランクのボブ・アラムは、12月に日本で防衛戦を行った後、来年はラスベガスのビッグ会場で井上選手がメインイベントを飾ることを予告。

ネリ戦での反省を踏まえ、慎重に戦ったと話した井上選手。不完全燃焼での勝利となったが、改めてその強さを認識させた。次戦は12月の第4週に首都圏の会場で防衛戦を予定。クリスマスの戦いは、IBF&WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)=19戦全勝(8KO)=を挑戦者に迎える事になる。