5月4日(日本時間5日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催される、トップランク興行の前日計量が同地で行われた。世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ。統一王者井上尚弥(大橋)=29戦全勝(26KO)=選手は、121.9ポンドでパス。

「非常に落ちついていて、よく仕上がっているなという印象です」
「いつも通りの試合をしたい。あえてラスベガスだからこういう試合をするではなく、いつも通り、平常心で戦う。気負いなく、ここは日本だという気持ちで、いつも見せているパフォーマンスをお届けします」

挑戦者のWBA世界同級2位(1位は空位)、IBF8位、WBO10位にランクされる(米)=25勝(14KO)1敗=は、121.8ポンドでクリア。

井上選手がKOで勝利すれば、世界戦25連勝(23KO)となり、世界ヘビー級王座を25度防衛したジョー・ルイス(米)の22KO勝利を抜いて世界新記録となる。ルイスが世界戦で最後にKO勝ちしたのは1948年6月のことで、実に約77年ぶりの記録更新となる。

共同メインで行われるWBO世界フェザー級タイトルマッチ。

王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)=26戦全勝(22KO)=は、125.4ポンドでパス。

挑戦者の同級10位エドワード・バスケス(米)=17勝(4KO)2敗1NC=は、125.6ポンドでクリア。


フェザー級10回戦では、OPBF東洋太平洋フェザー級級王者で、IBF世界同級8位、WBA、WBC10位、WBO11位にランクされる中野幹士(帝拳)=12戦全勝(11KO)=選手と、元NABO同級王者ペドロ・マルケス(プエルトリコ)=16勝(10KO)1敗=が対戦。

米国リング初登場となる中野選手は、125.9ポンドでパス。

現在、15連勝中のマルケスはリミットの126ポンドでクリア。

中野選手がラスベガスでどんな試合を見せるのか。念願の世界王座挑戦に向け、名前を売る大きなチャンスだけに好試合を期待。
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