7月20日(土)、東京・両国国技館。「Prime Video Presents Live Boxing 9」。120ポンド契約10回戦。WBA世界バンタム級7位、WBO10位、WBC13位那須川天心(帝拳)=3戦全勝(1KO)=vsWBA世界同級4位ジョナサン・ロドリゲス(米)=17勝(7KO)2敗1分=。帝拳プロモーション興行。
ロドリゲスは昨年11月、初の10回戦で元WBA世界スーパーフライ級王者でWBA世界バンタム級4位にランクされていたカリッド・ヤファイ(英)を初回KOに破り急上昇。
キックボクシングから転向した那須川選手は、キャリア4戦目で初の10回戦。元世界2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナーとのコンビで世界王座を目指す。
試合開始。那須川選手は初回からスピードある左ストレート、アッパーを上下に打ち分けた。
この日の那須川選手はスピード、切れ共に十分。2回終了間際には左ストレートを決め、一気の連打でロドリゲスに迫った。
3回、那須川選手の速いワン・ツーがヒット。
すかさず追撃した那須川選手はダウンを奪う。
立ち上がったロドリゲスだが、染谷道明主審は試合をストップ。コーナーも棄権の意思表示を示していた。
TKOタイム3回1分49秒。
会心のTKO勝利に那須川選手は舌好調!。
「まだ伸びしろがあり、楽しみで仕方ない」という、粟生トレーナーの顔も自然とほころぶ。
リングサイドで観戦したマウリシオ・スライマンWBC会長も「那須川は本物だ」と、その実力を高く評価。那須川選手はバンタム級の世界一決定トーナメント開催を熱望。現在、日本に存在する4人の世界王者が標的だと公言しながらも、「一歩一歩上がっていって、誰も文句ないところまで強くなること」と今後のステップアップを誓った。次戦が楽しみです。