WBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ。王者昼田瑞希(三迫)=6戦全勝(2KO)=vs同級6位マリベル・ラミレス(メキシコ)=15勝(3KO)10敗4分=。1月17日日本時間18日)、米・カリフォルニア州コマース、ザ・コマース・カジノ & ホテル。360プロモーション興行。

昼田選手は、かつてビタリ&ウラジミールのクリチコ(ウクライナ)兄弟をサポートし、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)らの米国進出を後押しした、トム・ロフラー率いる360(スリーシックスティ)プロモーションと契約。

トム・ロフラー(右)と、リチャード・デキュアー(米)WBO立会人。

元WBA女子世界同級王者のラミレスは、キャリア16年目の38歳。

初回から打撃戦となったが、サウスポーの昼田選手は左ストレート、右フックを決めた。

第2ラウンド、昼田選手が右フックで先制のダウンを奪う。

4回、昼田選手のパンチによりラミレスは左目上をカット。

昼田選手は左ストレートを打ち込み、右フックを強振。リードを広げて行った。

出血が激しいラミレスは6回にドクターチェックを受けたが、試合は続行。

第8ラウンド42秒。偶然のバッティングによりラミレスの傷が広がると、レイ・コロナ(米)主審は試合を停止。

負傷判定による勝者は、文句なしで昼田選手。

二人のジャッジが昼田選手のフルマークとしていた。

約1年ぶりのリングとなったが、念願の米国デビュー戦に勝利し3度目の防衛に成功した昼田選手は喜びの笑顔。「勝ててホッとしてますが、悔しさも残る内容だったので、もっと頑張ります」。次戦は同級1位カーラ・アイレン・メリノ(アルゼンチン)=16勝(4KO)2敗=との指名試合が有力と見られる。