WBO&WBC世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラ(米)=21勝(13KO)1敗1分=は次戦に付いて、「次はスペンスJrと聞いている!」と言及。元WBC、IBF世界ウェルター級&WBAスーパー王者で、WBC世界同級1位にランクされるエロール・スペンスJr(米)=28勝(22KO)1敗=との対戦話が、まとまりつつある事を明らかにした。

両者は昨年10月に対戦が予定されたが実現せず、改めて来年1月25日(日本時間26日)に米・テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアム、または同州フリスコのフォード・センターでの開催へ向け、最終調整に入ったと伝えられていたが、これも実現しなかった。

しかし、交渉は継続され、試合は来春までに米国開催のプレミア・ボクシングチャンピオンズ興行のメインイベントで行われる可能性が高い。

フンドラは、「アクションの多い良い試合になると思う。彼はたくさんのパンチを放ってくる。私もパンチをたくさん打つ。彼は前に出るファイターだ。自分もそう思っている。アメリカのメキシコ人ファンにとってもいいことだろう」と自信のコメント。

フンドラは3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、ティム・チュー(オーストラリア)=24勝(17KO)1敗=を12回判定で破り世界王座を獲得。これは試合まで2週間を切っての代理出場だった。しかし、この試合で鼻を骨折し、試合間隔が開いている。

スペンスJrは昨年7月29日(日本時間30日)に米・ラスベガスのT・モバイル・アリーナで、テレンス・クロフォード(米)=41戦全勝(31KO)=に9回TKOで敗れ世界王座から陥落。その後、右目白内障の手術を受け、長期ブランクを作っており、コンディションを危ぶむ声もある。

WBO世界同級暫定王者のクロフォードは、フンドラとのWBO王座統一戦よりも、WBC、WBO&WBAスーパー世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=との対戦に照準を合わせており、フンドラvsスペンスJrが決まれば、それを認める考えを示唆している。