12月26日にタイ・バンコクのラジャナムダン・スタジアムで開催れた、WBC世界ライトフライ級王座決定戦は、地元の同級2位パンヤ・プラダブスリ(タイ)=44勝(27KO)2敗=が、カルロス・カニサレス(ベネズエラ)=27勝(19KO)3敗1分=を12回判定で破り新王者となったが、この試合の判定は、世界中のファン、関係者から2024年最悪とまで批判されている。
これに対し、WBCのマウリシオ・スライマン会長は自身のSNSで、「ジャッジのパフォーマンスには失望している」と記し、「関連委員会に対し、即時再審査を命じるつもりだ」と投稿。WBCリング関係者は、そのパフォーマンスに責任を負うとして、この試合結果に対し遺憾の意を顕にし、強い態度で改善に乗り出す意向を示している。
公式スコアはザナシール・タズナー(モンゴル)116-112、アントニオ・カリージョ(米)115-113でパンヤと、マルコム・ブルナー(オーストラリア)114-114の2-0。しかし、ラジャナムダン・スタジアムの観衆が、パンヤ勝利を告げられた瞬間、大ブーイング。これはほんとに珍しい光景。いや、今までなかったのでは?。
両者に再戦が指令されるのは確実と見るが、カニサレスが今回同様のパフォーマンスを見せる事が出来るかどうかは、わからないのがボクシング。出し切ってしまった後は、結構、つらい。
再戦の興行権は入札を含め、パンヤのタイ側が獲得すると見るのが普通と見るが、カニサレスにはホワイトナイトが現れる事を期待したい。それは、サウジアラビアか、期待のホープが揃う日本しかない?。