WBO&WBC世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラ(米)=21勝(13KO)1敗1分=の初防衛戦は、3月22日(日本時間23日)に米・ラスベガスのミケロブ・ウルトラ・アリーナで、WBO世界同級5位ショーデール・ブッカー(米)=23勝(11KO)1敗=を相手に行われる事が確実となった。

フンドラは昨年3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、ティム・チュー(オーストラリア)=24勝(17KO)2敗=を番狂わせのスプリット判定で破り王座を獲得。試合後のリング上に登場し対戦をアピールした、元WBC、IBF世界ウェルター級&WBAスーパー王者で、WBC世界同級1位にランクされるエロール・スペンスJr(米)=28勝(22KO)1敗=との対戦が計画されていたが、延期が相次ぎ、最終的に先週になり計画は完全消滅となっていた。

ブッカーはキャリア9年の33歳のサウスポー。2022年4月に世界ミドル級上位ランカーだったオースティン・ウィリアムズ(米)=17勝(12KO)1敗=に初回TKO負けを喫したが、以後は6連勝(4KO)中。試合はプレミア・ボクシング・チャンピオンズ主催の、Amazon Prime Videoの非PPVイベントとして行われる。正式発表は今月末になる。

3/12 キース・サーマン復帰戦

元WBC世界ウェルター級&WBAスーパー王者キース・サーマン(米)=30勝(22KO)1敗1NC=が、約3年1ヶ月ぶりにリング復帰。3月12日にオーストラリア・シドニーのホーダーン パビリオンで、ブロック・ジャービス(オーストラリア)=22勝(20KO)1敗=と対戦する。

サーマンは昨年3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、ティム・チュー(オーストラリア)=24勝(17KO)2敗=が保持していた、WBO世界スーパーウェルター級王座への挑戦が決まっていたが、試合11日前に大腿二頭筋を負傷し試合をキャンセル。変わってピンチヒッターとしてチューの持つ王座に挑戦したフンドラが、無敗のチューを破り世界王座を獲得している。

36歳のサーマンは、2022年2月5日(日本時間6日)に米・ラスベガスのマンダレイ・ベイ・リゾート&カジノで、現WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗1分=に12回判定勝ちして以来、リングを遠ざかっている。

一方、27歳のジャービスは、2022年10月15日にオーストラリア・ブリスベンで、前IBF世界スーパーライト級王者リアム・パロ(オーストラリア)=25勝(15KO)1敗=に初回2分29秒KO負けで初黒星。再起後は2試合でKO勝利を収めているが、昨年、一昨年と年一試合のみ。サーマンの復調ぶりが試されます。