WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・”バム”・ロドリゲス(米・帝拳)=21戦全勝(14KO)=と、WBO世界同級王者ブメレレ・カフ(南アフリカ)=11勝(8KO)無敗3分=による王座統一戦は、7月19日(日本時間20日)に米・テキサス州ダラスで開催される、DAZN放映のマッチルーム・ボクシング興行のメインイベントで行われる。
同日の共同メインカードには、WBO世界スーパーミドル級1位のディエゴ・パチェコ(米)=23戦全勝(18KO)=が出場。元世界ランカーのトレバー・マッカンビー(米)=28勝(21KO)1敗1NC=と対戦する。
ロドリゲスは昨年11月9日(日本時間10日)に米・ペンシルべニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われた、WBC世界同級王座統一戦で、暫定王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)=42勝(22KO)5敗1分=を、3回2分47秒TKOで破り王座統一に成功して以来の試合となる。
一方のカフは、昨年10月14日に東京・有明アリーナで、田中恒成(畑中)=20勝(11KO)2敗=選手が保持していたWBO世界スーパーフライ級王座に挑戦。第5ラウンドにダウンを奪い、後半の田中選手の追い上げを凌ぎ、12回判定勝ちで世界王座を奪取。
初防衛戦は元世界4階級制覇王者で、同級1位にランクされるローマン・ゴンサレス(ニカラグア)=52勝(42KO)4敗=を相手に、3月下旬から4月にかけてニカラグアで挑戦を受ける事に同意。

ニカラグアでゴンサレスをプロモートする、オールスター・ボクシングのフェリックス・サバラJrは、試合の開催に向けて準備を進めたが、ロマゴンのカフ挑戦は見送りとなった。その理由は明らかにされていないが、ロマゴンは7月に日本かメキシコで試合を行ない、12月におそらくニカラグアで、ボクサーとしての最後の試合に臨み、ボクシングに別れを告げる事を公表している。
共同メインに出場するパチェコは、WBCから指令された世界スーパーミドル級1位クリスチャン・ムビリ(フランス)=28戦全勝(23KO)=との挑戦者決定戦への出場を辞退。今後はWBO世界王座へ狙いを定め、かねてから計画されていたマッカンビーと対戦する。
5/2 フンドラvsザヤス 入札 WBOスーパーウェルター級指名戦

WBC、WBO世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラ(米)=22勝(14KO)1敗1分=へ、WBO世界同級1位のザンダー・ザヤス(プエルトリコ)=21戦全勝(13KO)=が挑む指名戦の入札は、5月2日午前11時(太平洋時間・日本時間3日)にラスベガスのMGMグランドホテルで、ライブ・ストリーミングにより開催される事が決定。
最低落札価格は20万ドルで、報酬分配は王者フンドラが75%、挑戦者のザヤスは25%となる。
フンドラをサポートするプレミア・ボクシング・チャンピオンズと、ザヤスをプロモートするトップランクは、今夏の対戦実現へ向け交渉を進め、共同で交渉期限の延長を要請。4月25日(日本時間26日)まで交渉期限の延長を認められていたが、契約締結には至らなかった。