8月16日(日本時間17日)にサウジアラビア・リヤドで開催される”リヤド・シーズン”興業に出場する、前WBA世界フェザー級王者でWBA、WBC、IBF世界スーパーフェザー級4位、WBO5位にランクされるレイモンド・フォード(米)=17勝(8KO)1敗1分=は、IBF世界スーパーフェザー級王座を不敗のまま返上したアンソニー・カカス(アイルランド)=23勝(8KO)1敗=との対が決まっていたが、カカスが腰を痛め出場を辞退。
これを受けフォードの対戦相手はカカスに代わり、元世界挑戦者のアブラハム・ノヴァ(米)=24勝(17KO)3敗=に変更された。

ノヴァは昨年2月16日(日本時間17日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで、WBC世界スーパーフェザー級王者オシャキー・フォスター(米)=23勝(12KO)3敗=の持つ王座に挑戦。大いに善戦したが、最終ラウンド、残り30秒を切った所でフォスターの左フックで、スリップ気味ながらも痛恨のダウンを喫し、ケビン・モーガン(米)116-111、マーク・コンセンティーノ(米)115-112フォスターと、ジョン・マッケイ(米)114‐113ノヴァのスプリット判定負け。
6月の再起戦では、現在、WBO世界同級7位、IBF9位、WBC10位にランクされるアンドレス・コルテス=23戦全勝(12KO)=とグローブを交えたが、10回判定で敗れ痛恨の連敗。
それでもWBCランキング12位に残ったノヴァは、11月2日(日本時間3日)に米・ニューヨーク州ヴェローナで行われた、フォスターvsコンセイサン再戦興行に出場。ウンベルト・ガリンド(米)=14勝(11KO)4敗3分=と対戦したが、ここも勝ち切れず、97-93ノヴァ、 96-94ガリンドと95-95の引き分け。
今年に入り6月7日(日本時間8日)に米・マサチューセッツ州 ボストンで、39歳のジャーマン・イバン・メラズ(メキシコ)=65勝73敗3分1NC=を3回終了TKOで破り、ようやく約1年10ヶ月ぶりの白星を手に入れた。
ピンチヒッターで代役を引き受けたノヴァはまだ31歳。フォードに勝利すれば再浮上となるが、フォスター戦後の練習と生活ぶりが勝敗に反映されるだろう。