7月19日(日本時間20日)、米・テキサス州フリスコのフォード・センター、アット・ザ・スターで開催された、マッチルーム・ボクシング興行のメインイベント。WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・”バム”・ロドリゲス(米・帝拳)=21戦全勝(14KO)=と、WBO世界同級王者ブメレレ・カフ(南アフリカ)=11勝(8KO)無敗3分=による王座統一戦は、ロドリゲスが10回2分7秒TKO勝ち。

サウスポーのロドリゲスは初回からジャブを突きカフにプレスを掛け、左ボディ、右フック、左ストレートと打ち込み攻勢。ロープを背にしたカフは右フックのカウンターを狙うが当たらない。

その後もロドリゲスは自在なステップワークと、多彩な連打でカフの強打を交わしリードを広げて行った。カフもタフネスを発揮し、粘り強く抵抗したが、ロドリゲス優勢のまま試合は終盤戦へ。

迎えた迎えた第10ラウンド、ロドリゲスはショート連打を上下に散らしカフを追い込む。何とか凌いでいたカフにロドリゲスの右フックが決まると、カフは足をばたつかせバランスを崩す。両者もつれ合って倒れ込んだが、再開後、ロドリゲスがカフに襲い掛かるとカフ・コーナーから白いタオルが振られ試合は終了。

Jesse Rodriguez

鮮やかなTKO勝利でWBO王座を吸収したロドリゲスは、11月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドのANB・アリーナで開催される”リヤド・シーズン”で、WBA世界同級王者フェルナンド・”プーマ”・マルティネス(アルゼンチン)=18戦全勝(9KO)=との3団体王座統一戦に臨む事が決定している。

セミファイナル。WBC・USA&WBOインターナショナル・スパーミドル級タイトルマッチ12回戦。王者でWBO世界同1位、WBC3位、WBA8位、IBF13位のディエゴ・パチェコ(米)=23戦全勝(18KO)=に、元世界ランカーのトレバー・マッカンビー(米)=28勝(21KO)1敗1NC=が挑んだ一戦は、パチェコが判定勝ち。スコアは120-108、119-109、119-109。