WBCは世界スーパーミドル級3位レスター・マルティネス(グアテマラ)=19勝(16KO)無敗1分=と、同級14位イマヌエル・アリーム(米)=22勝(14KO)3敗3分=による暫定王座決定戦を承認。試合は3月21日(日本時間22日)に米・カリフォルニア州サンバーナーディーノのオレンジショー・イベントセンターで開催される、ProBox TV主催興行で行われる。
マルティネスは昨年9月13日(日本時間14日)に米・ラスベガスのアレジアント・スタジアムで、暫定王者だったクリスチャン・ムビリ(フランス)=29勝(24KO)無敗1分=の持つ王座に挑戦。ムビリを大いに追い詰めたが、97-93、94-96、95-95のスコアで引き分け。
試合後、判定を不服とするマルティネス陣営は、直ちにWBCに対し再戦を要求。WBCは試合後1週間にも満たない期間でこれを認め、両者に対し即時再戦を指令。

WBC世界同級王者には男子選手として史上初の3階級での4団体王座統一を達成した、5級制覇のテレンス・クロフォード(米)=42戦全勝(31KO)=が君臨していたが、昨年12月、WBCのマウリシオ・スライマン会長は、クロフォードが最近2試合の試合承認料を支払っていない事を理由に王座を剥奪。
ムビリと同級2位ハムザ・シーラーズ(英)=22勝(18KO)無敗1分=による王座決定戦を指令し、勝者がマルティネスと対戦する事を、昨年12月にタイで開催された総会で決定していたが、シーラーズはWBO世界同級王座決定戦への出場を表明。
1月15日にサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣により、同級1位サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=のリング復帰戦が、9月12日にリヤドでカネロ・プロモーション初となる自主興行「Mexico Against the World」のメインイベントで行われる事が公式発表されると、WBCはムビリの暫定王者から正王者への昇格を承認。

カネロのリング復帰プロモーション・ビデオでは、カネロとムビリがフェイスオフする映像が、アラルシク大臣により公開されており、カネロが復帰戦でムビリの持つ王座に挑戦する事になるのは確実と見られている。
ムビリとの即時再戦を指令されながら、宙に浮いた存在となったマルティネスは3月のリング復帰が伝えられていたが、これまでの経緯からWBCが暫定王座決定戦として承認したのは致し方ない所。
順当に行けばムビリ戦が幻の勝利となったが、一気に知名度を上げたマルティネスが勝利し、正王者と対戦の時を待つ事になるだろうが、それが実現するのはずっと先のことだろう。
