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1979年度の東日本スーパーフェザー級新人王戦は、前年度のインターハイ・フェザー級優勝を手土産に帝拳ジムからプロ入りし、2戦2KO勝ちの浜田剛史選手が大本命。10月24日に東京・後楽園ホールで行われた準決勝戦でも、今井房男(楠三好)選手を問題なく撃破すると見られていた。

今井選手は1978年7月に黒星デビュー。続く2試合を引き分け、ようやく4戦目で初白星。以後連勝で新人王戦を勝ち上がり、3勝1敗2分の戦績。サウスポー浜田選手の強打がいつ爆発するのかと見られていた試合は、今井選手のねちっこくしぶといボクシングの前に、浜田選手の強打は空転。終わってみたら判定負け。大番狂わせとなった。

Fusao Imai & Kaneatsu Yamamoto
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上写真は今井選手と、6連続1ラウンドKOの記録でライト級の全日本新人王となった山本兼当選手。ジム創立3年目の快挙に、「死んだ会長(極東ジム・小高伊和夫会長)に一目見せたかった」と三好会長。

今井選手は浜田選手に勝った勢いで全日本新人王を獲得。よもやの敗北を喫した浜田選手だが、次戦からKOの山を築き15連続KOの日本記録を樹立する。しかし、今井選手が倒されていれば、その記録は18連続KOとなる所だった。WBC世界スーパーライト級王者となった浜田選手は、ラストファイトとなった1987年7月のレネ・アルレドンド(メキシコ)との再戦で敗れるまで負け知らずだっただけに、今井選手の白星はひときわ輝きを放つ。

”浜田剛史に勝った男”の称号を持つ今井選手のリング人生は波乱万丈で、3連敗の後、アマ出身の無敗の世界ランカー五戸博(八戸帝拳)選手に9回KO勝ち。一気に世界ランカーとなったが、岩本弘行(ヨネクラ)選手の持つ日本タイトル挑戦に敗れ、六車卓也(大阪帝拳)戦、高城正宏(帝拳)戦を落とすと、1983年9月に一度は引退。

Fusao Imai vs. Tiger Michigami
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ところが、「三好会長から選手がいなくなっちゃってさァ」と頼まれて、「2年間だけの約束」で1985年12月にカムバック。勝ったり負けたりを繰り返していたが、8連続KOで日本スーパーフェザー級王座を獲得したばかりのタイガー道上(トクホン真闘)選手から、初防衛戦の相手に指名される。

1987年3月26日、東京・後楽園ホールで行われた試合は、今井選手が道上選手の強打をうまさで抑え込み、まさかの判定勝ちで王座奪取に成功。2ヶ月後の再戦も制し、3度防衛の記録を残し1988年に引退。そして同年、JR「蒲田」駅から徒歩10分の現在地に「炭火やきとり今吉」をオープン。

Fusao Imai
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以来、38年。店内はカウンターとテーブル合わせて約30席あるが、驚くべきことに今井さんは長年一人で店を切り盛りしている。そして、今年70歳の誕生日を迎えた今井さんは、今日も元気に焼き場の前に立ち自慢の焼き鳥を焼いている。

リーズナブルな価格で提供される、店主自慢の焼き鳥を目当てに通う常連さんも多く、ボクシング関係者の来店もあある。ファンの皆さんも是非一度、”浜田剛史に勝った男”の焼き鳥をご賞味されてみてはいかがですか。

Imakichi
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ドリンクメニューも豊富で、牛串も出てきます。

店名:今吉 蒲田本町店

場所:東京都大田区蒲田本町2-9-25

時間:18:00~22:00 月休

電話:03-3732-7146

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