9月18日、東京・有明アリーナで開催された、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ。王者中谷潤人(M・T)=25戦全勝(19KO)=選手に、同級6位アルジ・コルテス(メキシコ)=25勝(10KO)3敗2分=が挑んだ一戦は、中谷選手が判定勝ち。スコアは119-106、119-106、118-107。
初回、長身サウスポーの中谷選手は慎重な立ち上がりから左ストレートを打ち込むが、コルテスも打ち終わりに必ずパンチを返し、王座奪取への執念を見せる。しかし迎えた第5ラウンド、中谷選手は左ボディアッパーでダウンを奪うと、再開後、連打で2度目のダウンを奪ったが、コルテスは終了ゴングに逃げ込む。
6回、中谷選手のKOが期待されたが、コルテスはこの日一番の右を打ち込み意地を見せる。しかし、9回には中谷選手の左ボディで、この試合3度目のダウン。中谷選手は最後まで丁寧な戦いを見せ、コルテスに付け入る隙を与えない完勝で初防衛に成功。