WBA執行委員会はヒルベルト・ヘスス・メンドーサ会長の提案による、スーパークルーザー級の新設を、投票により全会一致で承認。WBCのブリッジャー級と同じく、200ポンドから224ポンド(90.719~101.604キロ)が契約ウェイトとなる。WBAランキング委員会はすでにこの階級のランキング作りに着手しており、最初の王者が決められる対戦はまもなく発表される。
WBAは新設となった理由を、ヘビー級で起こりがちな、20ポンド(約6キロ)以上の体重差があるような試合を避けることを主な目的とし、今後も、ボクシングに関わるすべての人、特にボクサーにチャンスと公平性を提供する、よりフェアなスポーツになるよう努力を続けていくとしている。
2020年11月にWBCがブリッジャー級の創設を決めた時、世界中のファン、関係者から「ヘビー級の歴史が崩壊する」と非難の声が上がったが、ついにWBAが追随。他二つのメジャー団体、WBO、IBFもこれに続くのか。暫くはファン、関係者から厳しい目で見られていくことになるのは、間違いない。