12月28日、フィリピン・ボホール島のタグビラランで開催された、IBF世界ミニマム級挑戦者決定12回戦。同級3位(1、2位は空位)ジェイク・アンパロ(フィリピン)=14勝(3KO)4敗1分=と、元王者で同級4位のペドロ・タドゥラン(フィリピン)=15勝(12KO)4敗1分=の一戦は、タドゥランが判定勝ち。スコアはジョナサン・デイビス(米)119-109、池原信遂118-110、サノン・ウオミン(タイ)116-112の3-0。
地元のアンパロを降したタドゥランは、同級王者重岡銀次朗(ワタナベ)=10勝(8KO)無敗1NC=選手への挑戦権を獲得。27歳のサウスポー、タドゥランは2019年9月ににサムエル・サルバ=19勝(12KO)1敗=との王座決定戦に4回TKO勝ちして世界王座獲得。初防衛戦はメキシコで現王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)=26勝(15KO)3敗1分1NC)=と対戦。初回、偶然のバッティングにより負傷したパラダレスの右目上の傷が原因で4回負傷判定となり、引き分けで初防衛に成功。
しかし、2度目の防衛戦でネ・マーク・クアルト(フィリピン)=21勝(12KO)4敗2分=に113-115×3の判定で敗れ王座陥落。2022年2月にクアルトとの再戦が実現したが、7回負傷判定負け(64-65、64-66、65-65)で王座返り咲きに失敗。今年3月に再起戦を行い、パウエル・バラバ(フィリピン)=9勝(5KO)35敗1分=3回TKO勝ちを納めていた。