12月26日に東京・有明アリーナで開催された、世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦で、IBF&WBAスーパー王者マーロン・タパレス(フィリピン)=37勝(19KO)4敗=を10回KOで破り、史上二人目となる2階級での4団体王座統一を達成した、”ザ・モンスター”、井上尚弥(大橋)=26戦全勝(23KO)=選手が、2023年度のESPNのファイター・オブ・ザ・イヤーに選出された。
次点となったのは、前4団体統一世界ライト級王者で、WBC世界スーパーライト級の新王者デビン・ヘイニー(米)。女子選手のファイター・オブ・ザ・イヤーには、ライト級に次ぎ、スーパーライト級での4団体王座統一を成し遂げたケイティ・テイラー(アイルランド)が選ばれ、次点はアマンダ・セラノ(プエルトリコ)。
ファイト・オブ・ザ・イヤーには、6月10日(日本時間11日)に米・カリフォルニア州オンタリオのトヨタ・アリーナで開催された、WBCシルバー・スーパーミドル級王座決定戦。ハイメ・ムンギア(メキシコ)=42戦全勝(33KO)=と、同級4位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)=14勝(10KO)5敗=の一戦が選ばれた。初回から真っ向勝負の激しい打撃戦が展開された試合は、最終回、ムンギアが左ボディで貴重なダウンを奪い逆転勝ちを収めた。
KO・オブ・ザ・イヤーには、5月20日(日本時間21日)に米・ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された、WBO世界スーパーフライ級王座決定戦で、中谷潤人(M・T)=26戦全勝(19KO)=選手が、アンドリュー・モロニー(豪)=26勝(16KO)3敗1NC=を、最終ラウンド、見事な左カウンターでモロニーをキャンバスへ沈めた試合が選出された。米国での中谷選手への注目度も上がっている。